株式の指標

FP3級

相場を見るときに指標となるもの4選

東証プライム市場指数

東証プライム市場指数とは、内国普通株式(東証プライムが対象)の全銘柄を対象とした指標です。

時価総額加重方式というものを用いて計算された株価の指数です。

内国普通株式とは?

内国普通株式とは、証券取引所の1つであるグロース市場に上場している企業のことを指します。

東証株価指数

東証株価指数とは、内国普通株式(東証に上場が対象)の全銘柄から一部を除いた時価総額を指数化したものになります。

除かれる銘柄は、株式の総額が100億円未満の銘柄です。

日経平均株価

日経平均株価とは、東証プライム市場にある株の中から代表的な225個の銘柄の平均株価を出したものです。

(全部の銘柄ではなく、選りすぐりの225銘柄からの株価ということ)

そのため、日経225とも呼ばれています。

※単純な平均株価でないことに注意

※株価の高い銘柄(値がさ株といいます)の影響が高い

売買高

売買高とは、どれだけ株が買われているかを見るものです。

要するに、株が売られた数を見て判断するということですね。

出来高ともいいます。

投資をするときに指標となるもの6選

PBR

PBRとは、1株当たりの株価が純資産の何倍かを見る指標です。

株価純資産倍率とも呼びます。

PBRが1倍に近い→割安

PBRが1倍に遠い→割高

計算方法

$$PBR(倍)=\frac{株価}{1株当たりの純資産額}$$ 

具体例

株価が400円、純資産額が200億円で発行済みの株式の数が4億株の場合

まず最初に、1株当たりの純資産額を求めます。

$$1株当たりの純資産額=\frac{200億円}{4億円}=50円$$

1株当たりの純資産額を求めたら、PBRを出します。

$$PBR=\frac{400円}{50円}=8倍$$

つまり、PBRは8倍となります。

PER

PERとは株価収益率とも呼ばれており、1株当たりの株価が純利益の何倍かを見る指標です。

PERが低い→割安

PERが高い→割高

計算方法

$$PER(倍)=\frac{株価}{1株当たりの純利益額}$$

具体例

株価が400円で当期純利益は60億円、発行済みの株式の数が4億株の場合

まずは、1株当たりの純利益額を計算で求めます。

$$1株当たりの純利益額=\frac{60億円}{4億円}=15円$$

次に、PERを計算で求めます。

$$PER=\frac{400円}{15円}≒33倍$$

つまり、PERは33倍となります。

ROE

ROEとは、株主が投資した額でどのくらい利益を生み出しているかを知るための指標です。

自己資本利益率とも呼びます。

計算方法

$$ROE(%)=\frac{当期純利益}{自己資本(投資した額)}×100$$

具体例

当期純利益が40億円で、自己資本(純資産)が800億円の場合

$$ROE=\frac{40億円}{800億円}×100=5%$$

つまり、ROEは5%となります。

配当性向

配当性向とは、純利益に対する配当金の割合を見るための指標です。

計算方法

$$配当性向(%)=\frac{配当金の合計金額}{当期純利益}×100$$

具体例

当期純利益が40億円で、配当金が年間2億円の場合

$$配当性向=\frac{2億円}{40億円}×100=5%$$

つまり、配当性向は5%となります。

配当利回り

配当利回りとは、投資したお金に対してどのくらい配当がもらえるかを見るための指標です。

計算方法

$$配当利回り(%)=\frac{1株当たりの配当金}{株価}×100$$

具体例

株価が1200円で、1株当たりの配当金が24円の場合

$$配当利回り=\frac{24円}{1200円}×100=2%$$

つまり、配当利回りは2%となります。

自己資本比率

自己資本比率とは、会社にあるすべての資本のうちに自己資本がどの程度あるかを見る指標です。

※自己資本は株主が出資した返済する必要がないものです。

計算方法

$$自己資本比率(%)=\frac{自己資本}{総資本}×100$$

具体例

自己資本が400億円で総資本が6,000億円の場合

$$ROE=\frac{400億円}{6000億円}×100≒6%$$

つまり、自己資本比率は6%となります。

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