利子所得
利子所得とは?
利子所得とは、預貯金などの利子のことです。
預貯金について説明した際にも出てきましたね!
↓利息について説明したページもぜひ!↓

利息のあれこれ
FP3級の試験範囲である、利息などについて説明します。具体的に利率と利回り、単利と複利、固定金利と変動金利、利子と税金について説明します。
利子所得の計算方法
利子所得の求め方はとても簡単です。
$$利子所得=収入金額$$
入ってきたお金がそのまま利子所得となるので、わかりやすいですね。
課税の方式
課税の方法は、預貯金の場合と公社債の場合で異なります。
預貯金の場合
まず、20.315%が源泉徴収されます。
源泉徴収(源泉分離課税)されるので、これで課税に関しては終了となります。
公社債の場合
公社債の場合も、税率は20.315%と同様です。
しかし、公社債の場合は申告分離課税となります。
そのため、申告をする必要があります。
※申告を不要にすることも可能です。
配当所得
配当所得とは?
配当所得とは、株式で得た配当金や投資信託で得た収入のことです。
配当所得の計算方法
$$配当所得=収入金額-株式などを手に入れるための負債利子$$
負債利子とは?
負債利子とは、株などを買うために借金したお金に対する利息のことです。
課税の方式
課税の方法は、基本的に総合課税となります。また、確定申告が必要です。
しかし、申告分離課税を選択することも申告不要にすることもできます。
種類別に説明します。
上場株式等の配当所得の場合
上場株式等とは、証券市場にある株式や株式投資信託のことです。
・税率は20.315%
確定申告あり・総合課税 | 確定申告あり・申告分離課税 | 申告不要の場合 | |
配当控除の適用 | 〇 | × | × |
上場株式等の 損益通算 | × | 〇 | × |
上場株式等以外の場合(非上場)
税率は20.42%となります。
(内訳は、所得税20%と復興特別所得税0.42%)
不動産所得
不動産所得とは?
不動産所得とは、不動産を貸して出た利益のことです。
例えば、家賃収入や土地の収入などになります。
※不動産の貸し付け(家賃収入など)に関する所得のため、不動産を売却した際は譲渡所得となるため、注意が必要です。
不動産所得の計算方法
$$不動産所得=収入金額-必要経費(-青色申告特別控除額)$$
必要経費とは、建物などの修繕費用や保険料、固定資産税などになります。
課税の方式
課税の方法は、総合課税となります。また、確定申告が必要です。