単利と複利
単利とは?
単利とは、預け入れたものにだけ利息が付くという計算方法です。
そのため、例えば100万円を預けたら、利息はずっと預けた100万円からしか計算されません。
単利の計算方法
$$元利合計=元本×(1+年利率×預入期間)$$
複利とは?
複利とは、もともとの元本についた利息も含めて計算するという方法です。
例えば、最初に100万円預けたとして10万円の利息が付いたとします。
その場合、次に利息を計算するときは100万円+10万円の110万円で計算されるということです。
複利は最初は単利とあまり違いはないかもしれません。しかし、数年すると徐々に差が開き、大きな差となるでしょう。
1年複利とは?
1年複利とは、1年に1回利子が計算される複利のことです。
1年複利の計算方法
$$ 元利合計=元本×(1+年利率)^{年数} $$
半年複利とは?
半年複利とは、半年に1回利子が計算される複利のことです。
半年複利の計算方法
$$元利合計=元本×(1+\frac{年利率}{2})^{年数×2}$$
具体例
元本が200万円で、年利率5%で預けた場合を見ていきます。
単利の場合
1年後
$$200万円×(1+0.05%×1)=210万円$$
2年後
$$200万円×(1+0.05%×2)=220万円$$
3年後
$$200万円×(1+0.05%×3)=230万円$$
1年複利の場合
1年後
$$200万円×(1+0.05%)=210万円$$
2年後
$$200万円×(1+0.05%)^2=220.05万円$$
3年後
$$200万円×(1+0.05%)^3=231.525万円$$
半年複利の場合
1年後
$$200万円×(1+\frac{0.05}{2})^{1×2}=210.125万円$$
2年後
$$200万円×(1+\frac{0.05}{2})^{2×2}≒220.762万円$$
3年後
$$200万円×(1+\frac{0.05}{2})^{3×2}≒231.938万円$$
複利の方がお得ですね
利率と利回り
利率とは?
利率とは、預けた資金(お金)にどれくらい利息が付いているかの割合のことです。
利回りとは?
利回りとは、預けた資金(お金)に対して1年の収益はどのくらいあるかを計算したものです。
1年の収益なので、年平均利回りとも言います。
計算方法について
利回りの計算方法
$$利回り=\frac{収益合計÷預入年数}{当初の元本}×100$$
具体例
最初に200万円を預けて、1年目の利息が4万円で2年目は4.08万円だった場合の利回りは?
$$\frac{(2万円+2.08万円)÷2年}{200万円}×100=2.02%$$
利回りは2.02%となります。
固定金利と変動金利
固定金利とは?
固定金利とは、最初から最後までずっと金利が同じものを指します。
変動金利とは?
変動金利とは、市場金利が変動することで金利が変動するものを指します。
固定金利と変動金利どっちがお得なの?
どっちがお得なのかと思うかもしれませんが、状況によります(以上)。
これで終わらせたいですが、詳しくいうと景気によってどちらがお得か変わります。
将来景気が悪くなる(金利が低くなる)→固定金利がお得
将来景気が良くなる(金利が高くなる)→変動金利がお得
利子と税金
勉強して知りましたが、預貯金の利子には課税されます。
これを利子所得と呼びます
ただでさえ利息なんて雀の涙なのに、さらに税金で引かれるとかとんでもねーなと思いました。
※預けたお金自体には税金はかかりません。(あくまでも、預けたお金に対する利息です)
↓利子所得に関して、以下で詳しく説明しているのでこちらも是非!↓

課税の割合
利子につく税金の割合ですが、20.315%が課税されます。
内訳ですが、所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%で、合計が20.315%です。
課税の内容は源泉分離課税となります。
こんなに税金取って、利息渡す気ないだろと思いました。